2023年年初9か月の概要:
売上が13億3,740万ユーロに増加 (2022年年初9か月: 7億2,410万ユーロ)
EBITDA (利払い・税引き・償却前利益) は2億3,120万ユーロで、前年比で大幅に増加 (2022年年初9カ月: 5,020万ユーロ)
収益性の改善および好業績に全部門が貢献
受注残は引き続き多く、20億ユーロ (2022年9月30日: 17億ユーロ)
7,860万ユーロのフリーキャッシュフローにより、ネットキャッシュ (実質的手元資金) は、3億280万ユーロに増加
取締役会は10月４日に再び、2023年通期の収益予想の引き上げを確認。売上は18億ユーロから19億ユーロの間、EBITDAは2億8,500万ユーロから3億2,500万ユーロの間
SMA Solar Technology AGの売上高と利益成長は、2023年第3四半期も引き続き好調で、見込み通り、特別高圧連系&プロジェクトソリューション部門および産業用ソリューション (C&I) 部門が特に堅調に推移しました。2023年年初9か月の連結売上は84.7%増の13億3,740万ユーロとなりました (2022年年初9か月: 7億2,410万ユーロ)。ホームソリューション部門は、4億8,620万ユーロ (2022年年初9か月: 2億2,930万ユーロ) と、年初9か月の売上を倍増させました。産業用ソリューション (C&I) 部門の売上も、1億9,130万ユーロから3億3,370万ユーロへと74.4%増加しました。特別高圧連系&プロジェクトソリューション部門の売上は、前年同期の3億350万ユーロから5億1,750万ユーロへと大幅に (70.5%) 増加しています。
グループのEBITDAも、5,020万ユーロから2億3,120万ユーロと360.6%もの増加となり、EBITDAマージンは17.3%となりました (2022年年初9か月: 6.9%)。生産稼働率が上がったこと、そして販売量の増加に伴い固定費が削減されたことが好調な業績の理由です。グループのEBITも、2億160万ユーロと、前年同期から大幅に増加しました (2022年年初9か月: 2,180万ユーロ)。これにより、EBITマージンは15.1%となりました (2022年年初9か月: 3.0%)。
ホームソリューション部門が引き続き先導し、全事業部門で増益となりました。また、特別高圧連系&プロジェクトソリューション部門の収益率が、第3四半期に再び改善され、特に大幅に増加しました。
EBIT
ホームソリューション部門: 1億3,690万ユーロ (2022年年初9か月: 3,540万ユーロ)
産業用ソリューション (C&I) 部門: 1,580万ユーロ(2022年年初9か月: −1,650万ユーロ)
特別高圧連系&プロジェクトソリューション部門: 4,730万ユーロ (2022年年初9か月: −1,530万ユーロ)
SMA Solar Technology AGの最高経営責任者 (CEO) Dr. Jürgen Reinertのコメント「年初9か月の業績に、非常に満足しています。当社の全部門で成長が見られたことは、明確な顧客中心主義、部門のコアとなるプロセスへのSMAの再調整により、正しい方向に進んでいることを示しています。同じことが、我々のお客様との関連がますます高まっているストレージソリューションなどの戦略的活動にも当てはまります。例えば6月にIntersolar で発表されたSMA Home Storage batteryにより、すでにコアビジネスの増強に成功しています。」
SMA Solar Technology AGの最高財務責任者 (CFO) Barbara Gregorのコメント「非常に好調であった第1四半期に続き、2023年の第3四半期に再びグループの売上と収益の勢いを強めました。最も収益性の高いホームソリューション部門とともに、好調を見せており、明らかに収益性が向上した特別高圧連系&プロジェクトソリューション部門および産業用ソリューション (C&I) 部門も今回の好業績に貢献しました。」
純利益は1億8,040万ユーロと大幅に増加しました (2022年年初9カ月: 1,100万ユーロ)。１株あたりの利益は€5.20ユーロになりました (2022年年初9か月: 0.32ユーロ)。
SMAグループの財政状態は、引き続き非常に堅調で、2023年の年初9か月でフリーキャッシュフローは7,860万ユーロ、ネットキャッシュは3億280万ユーロに増加し、昨年末の水準を依然大きく上回っています (2022年12月31日: 2億2,010万ユーロ)。自己資本比率は41.1%と昨年末と同水準を維持しています (2022年12月31日: 41.8%)。
受注残は、依然高い水準で2023年9月30日現在、20億2,070万ユーロです (2022年9月30日: 17億1,280万ユーロ)。そのうち４分の３以上の16億4,700万ユーロが、製品事業によるものです (2022年9月30日: 12億8,890万ユーロ)。その結果、年初9カ月の受注が好調であったため、売上の増加にも関わらず、製品関連の受注残は2022年12月31日と比較して、わずかに減少しました (17億70万ユーロ)。
SMAの取締役会は2023年10月4日に再度上方修正した2023会計年度の売上および利益方針を確認しました。売上は18億ユーロから19億ユーロ (前年: 17億ユーロから18億5,000万ユーロ)、EBITDAは2億8,500万ユーロから3億2,500万ユーロとなる見込みです (前年: 2億3,000万ユーロから2億7,000万ユーロ)。
追加情報
2023年1月から9月の四半期報告書は www.sma.de/en/investor-relations/publicationsでご覧いただけます。 SMAは、2023年11月9日午後1時30分にアナリストと投資家向けのカンファレンスコールで事業展開について議論しました。アナリスト予想の概要 (コンセンサス) は、Analyst Coverage & Consensusでご覧いただけます。
SMA について
SMA グループは太陽光発電および蓄電システム技術で世界を牽引しており、未来の分散型再生可能エネルギー供給を目指し、現在の規格を制定しています。SMA 製品ラインには、あらゆる電力クラスの太陽光発電および蓄電システム、インテリジェントなエネルギー管理システム、電気自動車の充電ソリューション、Power-to-Gas アプリケーション向けソリューションに向けた、効率的な太陽光発電パワコン、バッテリーインバータ、総合的システムソリューションが幅広く含まれています。太陽光発電所の運用・保守サービスまで、幅広いサービスを行っているほか、デジタルエネルギーサービスを行っています。135 ギガワット超の総出力を有する SMA パワーコンディショナは、世界中の200 を超える国に設置されています。過去 20 年間に SMA が出荷販売した太陽光発電電力により、約 6,300 万トンの CO2e が削減されました。数々の賞を獲得したSMA の技術は、1,600 以上の特許や実用新案によって保護されています。2008 年より、グループの親会社である SMA Solar Technology AG は、フランクフルト証券取引所の Prime Standard (S92)に上場し、MDAX指数およびTecDAX指数に上場しています。
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